SP A to Z( M )

M

Machina the machine of god

2000年2月に発売された5thアルバム。全米アルバムチャートでは第3位を記録した。ドラッグ事件により解雇されていたオリジナルメンバーのジミーが復帰を果たしているこの作品は、単純にサウンド回帰を望んだアルバムではなく、過去の3作品と異色作と言われた『 Adore 』をもってして生まれたものであり、それがアルバム全体からひしひしと伝わってくる。また、この作品はこの後リリースされた『 マシーナ2 』と対になる作品で、2つのアルバムはビリー自身の物語そして、「人々からパンプキンズはどう見られているか」の風刺を表現したものになっている。詳しくはこちらへ

Machina II / the friends & enemies of modern music

2000年9月に発表されたパンプキンズのラストアルバム。彼らの所属していたVirgin Recordsからではなく、自主制作・自主リリースという形がとられ、全25曲が5枚のアナログレコードに収められている。全部で25組しか制作されず、販売もいっさいなしで、パンプキンズと友好のある人達に配られた。また、このアルバムの音源はMP3ファイルとしてオフィシャルサイトやいくつかのファンサイトなどからダウンロードできるようになっており、こうした形態をもって「オフィシャルリリース」と発表されている。オフィシャルブートレグなため、中には完全な形態でない曲も含まれているが、パンプキンズがファンとのコミュニケーションを図る為に考えた手段であり、新しい時代の音楽活動として非常に興味深い。詳しくはこちらへ

Marianne Faithfull(マリアンヌ・フェイスフル)

ミック・ジャガーの恋人だった人物として有名。1946年12月29日・ロンドン生まれ。ストーンズのマネージャーに見い出され、1965年にミックとキースが手掛けた「As Tears Go By」で歌手デビュー。キュートなルックスが受け、映画にも出演したが、私生活ではヘロインに溺れ、自然と表舞台から遠ざかっていった。しかしながら、1979年には復活をかけ「Broken English」をリリース。大きなヒットはしなかったものの、自分自身を自ら表現するアーティストへと変身していった。若手アーティスト達に注目されるようになった彼女は、21世紀に入り5作目のアルバムとなる「 Kissin Time 」を制作。このアルバムにはビリー・コーガンの他、ブラーのデーモン・アルバーン、ベックなどが参加しており、等身大の彼女を表現した作品となっている。

< ビリーとマリアンヌが知り合ったいきさつ >
解散間近の2000年11月、ダブリンで行われたスマッシング・パンプキンズのショウに行ったマリアンヌは、このたった1度のショウでビリーを気に入り、終演後すぐさまバツクステージへ挨拶にいったそうだ。曲・演奏・ステージ衣装すべてに感激したマリアンヌは「あなたと一緒に仕事がしたい」と伝えると、ビリーは「イエス」と答え、そこから2人の関係ははじまった。マリアンヌはビリーについてこう語っている。「彼は本当に紳士的で、インテリジェンス、美しさ、誠実といった自分が惹かれる部分を持っている。彼には芸術的そしてヒッピーなひき出しがあって、まさにソウルメイトのという感じ。彼の事をとても崇拝している。」

the Marked(ザ・マーキッド)

ビリーが18歳の頃に作ったバンド。
このバンド名は、Billyの左腕に生まれつきある「イチゴのような色をした大きなあざ:マーク」から名付けられた。他のバンドメンバーは学生時代の友人であるRon RoesingとDan Shaw。

Martha Corgan(マーサ・コーガン)

ビリーの実の母親。スチュワーデスをしていた。ビリーがまだ10歳にもならない頃に夫と離婚したため、ビリーは彼女と離れて暮らすことになった。ビリーがデビュ-当時弾いていたギターには「I Love MOM」と書かれていたものもある。

Matt Cameron(マット・キャメロン)

本名:Matthew D. Cameron(マシュー・ディー・キャメロン)1962年11月28日カリフォルニア州サンディエゴ生まれ。9歳の頃からドラムを叩き始める。1980年初期にはシアトルに移り、Skin Yard というバンドで活動し、1986年には脱退したドラマーScott Sundquistの後釜として「Soundgarden」に加入する。1988年にリリースされたSoundgarden のデビューアルバム「Ultramega OK」は高い評価を受け、バンドの活動は軌道に乗っていたが、数年間活動した後、メンバ-間に生まれた方向性の違いが元で1997年4月に解散。その後、ドラマ-不在のスマッシング・パンプキンズのアルバム『 Adore 』に参加することになる。マットはケニー・アノロフと共に同アルバムのツアーにも参加した。また、パンプキンズのアドアツアーが終了した1998年には Pearl Jam のアルバムに参加し、その後 Pearl Jam のドラマーとして活躍している。

Matt Walker(マット・ウォーカー)

1995~96年にFilterのツアードラマーを務め、1996年8月にはドラマー・ジミーのバンド解雇に伴ってスマッシング・パンプキンズに加入した。現在は「Siren」というバンドでドラマーとして活動している。
<彼の参加したアルバム>
Peat Moss, Pale Pale Ale (1997)
Batman & Robin Soundtrack (1997, track 1)
Ric Ocasek, Troublizing (1997)
Smashing Pumpkins, Adore (1998)
James Iha, Let It Come Down (1998)
Dennis Deyoung, Ultimate Collection (1999)
Cupcakes, Cupcakes (2000)
Wild Turkey, Love That Kills (2000)
Veruca Salt, Resolver (2000)
Ralph’s World, Ralph’s World (2001)

Melissa Auf der Maur(メリッサ・アウフ・ダー・マウア)

本名同じ。1972年3月17日カナダ・モントリオール生まれ。1994年~1999年にはコートニー・ラヴ率いるHOLEに在籍し、ベースとコーラスを担当。元々、ビリー・コーガンの紹介でHOLEに加入したメリッサは1999年4月、HOLEの活動休止に伴いバンドを脱退し、スマッシング・パンプキンズのベーシスト・ダーシーに代わって、同年12月にパンプキンズに加入した。メリッサは学生時代からパンプキンズの大ファンで、モントリオールでのパンプキンズのショウを見に行った時のエピソードがきっかけで、ビリーと知り合うこととなった。パンプキンズ解散後はソロで音楽活動しつつ、また、カメラマンとしても活動をしており、2001年10月には日本のファッションブランドBEAMSの協力を得て写真展を開催。(写真展のレポートはこちら >> )

Mellon Collie and the Infinite Sadness

1995年10月にVirgin Recordsより発売されたサードアルバム。初の2枚組であるこのアルバムは、初回出荷100万組以上で、全米初登場1位となる。全世界では1000万組以上のセールスを記録し、13カ国でNo.1となり、マルチ・プラチナ及びゴールド・ディスクを21ヵ国で獲得した。このアルバムでアメリカン・ミュージック・アワード、オルタナティブ・最優秀アーティスト賞を受賞。
ビリーはこのアルバムのレコ-デイング中、いろいろな宗教の本のを読んだそうだ。アルバムは1つのテーマに絞ったものではなく、若さ、憎しみ、苦悩といった人生の多くのテーマ・・・そして生と死について描写されている。また、コンピュータテクノロジーを駆使して作られたこのアルバムは、バンドの将来において大きな節目となる作品であった。当時ビリーはこれまでのスタイルのアルバムはこれが最後になると語っている。詳しくはこちらへ

Metro

正式名称:the Cabaret Metro アメリカ・シカゴの郊外にあるライヴハウス。
メトロのオーナーであるジョー・シャナサンがスマッシング・パンプキンズを見い出し、バンドが1988年10月5日に初めてショウを行った場所である。そして2000年12月2日にはそこでラストショウが行われ、パンプキンズにとって非常に意味深い場所となっている。

 メトロのサイトはこちら(English)

Mike Garson(マイク・ガーソン)

1945年7月29日、ニューヨーク・ブルックリン生まれ。7歳の頃からピアノを始める。もともとクラッシックを学んでいた彼だが、10代の後半にジャスに出会い、オリジナルのサウンドを産み出すピアニストへと転身していくこととなる。クラッシックの土台を生かしたサウンドは、多くのアーティストの支持を受け、中でもDavid Bowieのスタジオ及びツアーキーボーディストとして非常に有名である。彼は1998年にはスマッシング・パンプキンズのアドアツアーに、2000年にはマシーナのヨーロッパツアーにも参加している。日本でも布袋寅泰のツアーに出演するなど、その活動は多岐に渡る。また、ツア-活動の他にも、1999年にはビリーとともに映画『 Stigmata 』のサウンドトラックの製作に携わったり、ナイインチ・ネイルズのアルバム「The Fragile」や、Sealの「Human Being」、No Doubtのアルバム「Return of Saturn」のボーナストラック等にも曲を提供している。

■マイク・ガーソンのオフィシャルサイトはこちら(English)

Moon

1989年秋に限定で販売された自主制作カセット。(デモ)手書きのラベルつきですぐに売り切れた貴重なもの。

カセットでリリースされた "moon"

Moon
1989 自主製作
Cassette

01. Honeyspider (alternate)
02. With You
03. Egg
04. Rhinoceraus (alternate)
05. By June
06. Stars Fallin
07. Daughter
08. Daydream
09. Psychodelic

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