SP Chronicle(2000)

2000

ビリー:33歳頃

ジミー復帰後の活動も順調、ニューアルバムのリリースも決定し、バンドの活動は順調に見えた。

1月7日

ストックホルム(スウェーデン)から小規模なヨーロッパツアーが始まる。

1月11日

昨年10月にマネージャーになったばかりのシャロン・オズボーンがバンドとの意見の相違から「ビリー・コーガンによって精神的に具合が悪くなった」と述べ、マネージャーを辞任。バンドを訴える。バンドは2月に彼女に対し15万ドル支払うことになった。

1月19日

ブリュッセル(ベルギー)で2曲めが終わった後、ビリーの「のど」の調子が悪化した為、ショーが中止となる。
つづく21日マンチェスター(イギリス)での公演も中止となった。

1月25日

午前3時、前ベーシスト、ダーシー・レッキーがシカゴの西側でクラック(コカインを調合したもの)3袋を購入、薬物所持の罪で逮捕される。翌月2月14日に裁判が行われた。

1月31日

アメリカ国内ツアー、”Resume the Pose” がカンザスからスタートする。

2月29日

Virgin Recordsより5作目のアルバムとなる『 Machina the machine of god 』をリリース。ジャケットのイメージはVasily Kafanof氏の手によるもの。

ニューアルバムからのシングル『 Stand Inside your Love 』もアルバムと同時リリースされた。

3月7日

アメリカ国内ツアーがシアトルで終了。

3月17日

ビリー、33歳の誕生日を迎える。彼は、名曲”33″を作った頃からバンドの引き際について考えていたと語ったが、実際にその節目の年齢を迎えた。

4月8日

ワールドツアー”Sacred and Profane”がカンザスシティーから始まる。

4月28日

バンドの活動と今後の計画のためにと、オフィシャルサイトが復活する。

4月28日

ロサンゼルスでKROQのラジオインタヴューでスマッシング・パンプキンズの解散を発表。同日夜にはファンに対し、ステージ上からも解散を告げる。

6月20日

日本公演がスタート。横浜・仙台・広島・福岡・大阪・名古屋・東京にて最終日の7月2日のまでに計8公演が行われる。

7月22日

ビリーがPeoriaで行われたプロレス団体ECW(Extreme Championship Wrestling)のショウにゲスト出演。リング上でパフォーマンス。

8月4日

カナダのSummersaultフェスに出演。

8月半ば

ビリーは地元・シカゴのそれまで住んでいたビクトリア朝の家を売りに出す事になる。1993年にこの家を購入して以来、多くの名曲をここで産み出し、彼にとってとても意味のある家であったが、自分自身のパンプキンズとの決別の為、また、ファンに自宅を突き止められたこともあってこの家を離れることとなった。その後は拠点をNYへ移した。

9月5日

Constantinople Recordsより6作目のアルバムとなる『 Machina2-The Friends and Enemies of Modern Music 』をリリース。これはAdoreやMachinaからのアウトテイク・デモなどを集めたアナログ盤5枚組となっている。とはいってもこのアルバムのオリジナルは25組しか存在していない。ビリーの親しいや友人やファンサイトに配られた後、インターネットでフリーダウンロードという形態をもって正式リリースとされた為、CDに納められた正式プレス盤は市場に出回らなかった。

9月11日

Machinaからのセカンドシングル、『 try, try, try 』がリリースされる。

9月16日

ドイツ・ベルリンからヨーロッパツアーがスタート。

10月17日

ビリーが参加したTony Iommi(BLACK SABBATHのギタリスト)のソロアルバム『IOMMI』がリリースされる。

10月21日

ラストとなるアメリカ・シカゴでの2公演分のチケットが売り出される。徹夜組もあらわれ、発売開始から45分程でソールドアウト。プラチナチケットとなった。ファイナルショウのチケットにいたっては、約3,500円程のチケットが10万円という額で取り引きされたという。

11月7日

ダヴリン(アイルランド)にてヨーロッパツアー終了。

11月29日

シカゴのUnited Centerでショウを行う。この音源の一部はシカゴのラジオ局Q101で放送された。また、その放送内でパンプキンズのラストシングルとなるUntitledもオンエアされた。(正式リリースは2001年11月)

12月2日

シカゴのクラブ「Metro」でパンプキンズのファイナルショウを行う。バンドがスタートした時と同じ場所で彼等は12年間に渡る活動に幕をおろした。また、このショウを見る事ができたラッキーなファンたちに、記念のCD 『 Live at Cabaret Metro 10-5-88がプレゼントされた。


Machinaの評価、そしてバンドの解散。メディアの情報の渦の中、ビリーは静かにスマッシング・パンプキンズを封印した。

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