1995
ビリー:28歳頃
サードアルバムリリースのために、FloodとAlan Moulderをプロデューサーに迎え、バンドは1日16時間にも及ぶハードなレコーディングをこなしていった。
Floodがプロデューサーに迎えられたのはビリーもジェイムスも彼の手掛けた他のアーティストの作品を気に入っていたからであった。パンプキンズのサウンドに新しい進化をもたらすために、過去2作を手掛けたButch Vigはプロデュースから外された。
6月
ニューアルバムのツアーのサポートキーボーディストを募集し、Jonathan Melvoin(ジョナサン・メルビン)が加わることになる。
新作のレコーディングは2箇所のスタジオで作業が行われ、7月まで続いた。これまでのアルバムではそれぞれのパートごと、別々にレコーディングされていたが、このアルバムではメンバーが集まってリハーサルをしてから収録を行うという形がとられた。
8月
長く、ハードなレコーディングを終えた彼等は、Reading Festivalに出演した。新旧取り混ぜたセットリストでステージを進行させ、会場を大いに盛り上げた。
10月24日
3rdアルバム『 Mellon Collie and the Infinite Sadness 』をリリース。ビルボードチャートで初登場1位を獲得した。
ニューアルバムからのシングル『 Bullet With Butterfly Wings 』もアルバムと同時リリースされた。
11月11日
Quentin Tarantino(クゥエンティン・タランティーノ)がホストを務めた”Saturday Night Live” に出演。ビリーはこの日スキンヘッドを初披露した。
Mellon Collie and the Infinite Sadnessのツアーが始まる。バンドが抱えていた苦悩とは裏腹に、傍から見れば彼等にまさに絶頂期にあった。