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本日の会場はZepp大阪。その名の通り大阪です。はるばる東京からやってまいりました。時折、粉雪がちらついていて「なんて寒いんだ!」とJIROさんとブツブツ文句を言いながら会場へ。なんだか人もまばらなんですが、ほんとに今日、ココでやるんでしょうか? 会場前でなじみの方と挨拶をかわして会場内へ。
今日のチケットは367番というビミョーなものだったので、中に入ってすぐに昨日買えなかったtour goodsを購入することに。トートバッグとTシャツ。夏に似合いそうなデザインです。
会場内はあまり混んでおらず、通常のフロアより1段高くなったPA 前、ステージど真ん中!が丁度良く空いていたのでそこを陣取ることに。昨日は端っこの方からしか見れなかったけど、今日はバンド全体を見渡せそう。 いや、これは良いです。
ほぼ定刻通りに客電が落ち、メンバーの皆さんがステージに登場。オーデイエンスのボルテージはいきなりMAX!!あちこちから歓声が飛びかってる。 けれどもステージではそれを一旦しずめるかのようにDavidの美しいギターソロがはじまった。・・・あ、やっぱりこの人すごくイイ。Billyが彼をバンドに迎え入れたのが良くわかるよ。そして流れるようにRide A Black Swanが始まる。Billyがギターをかきならすのと同時にステージが明るくなり、オ−ディエンスは大モッシュ大会!この曲、とにかく疾走感がたまらない。私も本日はスペース充分で楽しませていただきました。そしてこの勢いをひっぱったまま曲はSettle Downへ。Billyの足元のエフェクターがMattの方を向いて斜におかれている為、昨日いた場所からは彼等の表情が良く見えなかったのだけれど、今日は2人がまるでギターキッズのように演奏を楽しんでいる、そんな様子がよく見えた。ギタリストBillyを堪能できた瞬間でした。とにかくJIROさんと共に「すげー、すげー」を連発していると、曲はこれでもかーっという具合にHonestlyへ!もう会場内大合唱。 (自分、実はカゼが直らず熱がありました。でももうそんなのお構い無し)
ここで一旦休憩。「こんばんは大阪」みたいな感じの挨拶が入って、曲はFor Your Loveへ。アルバム未収録の曲だけれど私がシカゴで見たショウの際にも演奏されており、『For Your Love』というタイトルからしてBillyファンにはたまらない曲。(すみません、もうBillyのことしかみてません) Billyの声とPazのコーラスがとにかくしっとりと美しい。そして、そのしっとり感を持続させながら曲はEndless Summerへと続く。昨日のレポにも書いたけれど、ほんとにノスタルジックなイメージがして、心になにかがぎゅーっと込み上げて来てしまう。ちょっとPumpkinsを思い出す。でも、この曲は日本のオーデイエンスにも非常に歌いやすいようで、ますます会場の一体感が高まっていく感じがした。・・・そしてそうなったところでLyric登場!みんなすごく楽しんでる。もうPerfect!!! みんなの目がキラキラしているところにHeartsongが演奏される。爽やかな曲。Pazのタンバリンもとってもいい。彼女のにこやかな表情からZwanでのプレイを本当に楽しんでいることが伝わってくる。これからもよろしくね。そんな気持ちでいっぱいです。
ここで、また一息・・・というか「あ、オレね、、、えっとチューニングは・・・」なんて言いつつMattがJesus, i のイントロを弾きはじめる。オーディエンスからは「おぉー」っという歓声が上がる。この曲はライヴにおける儀式みたいなものなんだろうか・・・BillyもMattもものすごく気持ちを込めてギターを弾いている感じがする。そしてJesus, i からGod's Gonna Set This World On Fireへ。ぐっとステージに引き込まれていった。やばい。Zwan、やばすぎる。
照明がパッと明るくなり、ステージ後方の照明がグリーンに。 Billyの曲紹介でFriends as Loversが始まる。自分の頭の上を風が通り抜けて行った。演出なのか?(もしかしたら単なるエアコンの風?)とにかくビックリするぐらいハマッててぞくっとした。どこでもない場所にいるような気がした。
Riverviewというこれまたアルバム未収録のシックな曲を挟み、本編ラストはMary Star Of The Sea。これはもうとにかく言葉にいい表せないくらい素晴らしかった。今回のJapan Tourでのベストといっても過言じゃない。Billy Corgan、あなたの変わりはどこにもいません。真っ赤なフライングVを持ったBillyの姿は圧倒的で、そして本当に美しい。「オレはギターを弾きたい」・・・それだけでもう充分。やっぱりすごいよ、この人。
そして、私たちのこの高揚感をどうしたものかと思わせるくらいにそっけなく彼等は一旦ステージをさっていった。
拍手が鳴り止まない中、メンバー達が再登場。ライトが明るくなり最前列に日本の友人を見つけたBillyはちょっとテレ笑いしながら「今日は友だちが来てくれてます。」と紹介。(でも「美しい女性です」というコメントに、会場内には自分を含め悲しみにくれるBillyファン大多数(笑))で、さっきまでの雰囲気がガラりと変わって、和やかな雰囲気でDeclarations Of Faithがスタート。オーディエンスもノリノリに。でもこの曲の最後にちょっとハプニング。Billyの右手人指し指の爪がパカッと割れてしまったらしく、とっても痛そう。スタッフがあわててアロンアルファーの用なものを持ってきて爪をコーティングしていましたが、 さすがのBilly先生も「あいたたた」と言っておりました。メンバーたちはちょっと心配そうにしながらそれぞれの定位置へ。この日のラストはOf A Broken Heartでしっとりと幕をおろしました。
あまり客の入りはよくなかったようですが(2階を閉鎖し、2階の客を1階にいれていた)ショウそのものは本当にすばらしく、改めてZWANの素晴らしさを認識。これから沢山の人に愛してもらえるバンドになるんじゃないかと心底思いました。素敵なショウをどうもありがとう。名古屋公演も期待しています。
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