August 4, 2005 @ Tokyo Shibuya-AX

 
 
本日は東京公演初日。しっかし暑いな−、やっぱビリーは晴れ男だななどと思いながら、本日の会場"渋谷AX"に向かった。AXも比較的あたらしいハコで、自分もこれが3回目くらい。外に沢山ロッカーがあるので、入場する時にスムーズでいいなと思う。(でもあのちっちゃいロッカーが400円っつうのはちょっと高い)平日だし、それに前座にシロップ16gのステージもあるからか今日も会場内は人がまばらだった。でもビリーのステージが始まる頃には大分人が入って来てたと思う。

えーと、ショウの前に丁度リンダ・ストロベリーに逢ったので、今日は彼女について少し補足。現在23歳。今回リンダは彼女とひと回り以上も歳の違うオジさん達(ごめんよBC)3人とツアーをしているが、それがまず凄い。彼女はキーボードとコーラスを担当していて、そんなに大きな出番があるわけではないが、彼女の歌唱力はなかなかのもので、ビリーが手掛けたSPUNのサウンドトラック(残念ながらリリースはされていない)で、彼女が歌うLove to Loveは本当に素晴らしかったりする。いつかきちんとリリースしてほしいなぁ。それから、彼女のサイトでのアートを見るにつけても、彼女は自分のみせ方を良く知っている気がするし、これから大きく飛躍する1人なんじゃないかなって思う。

そんなキュートで魅力的なリンダをステージ一番奥に配置しているビリーのアイデアがまた憎たらしい。彼女がビリーより目立ち過ぎてはいけないし、かといって存在感が無くなってしまってはいけない。そういう意味でも今回のステージはメンバーの立ち位置がしっかりと計算されていて、彼等のシルエットもあのドット絵の一部と考えられているんじゃないかなって思った。

BIT4が終わると今日はいきなりアルバム未収録曲のBIT5からスタート。毎回書いてるけど、ほんとこの曲好きです。で、続いてI'M READY。在りきたりな表現で申し訳ないけど、音の洪水みたいだった。とてもきもちよかった。
また、本日もお約束のセットCAMERA EYE、MINA LOY(M.O.H)、TO LOVE SOMEBODY、JOHANNA、NOW(AND THEN)が次々と披露されていく。

ちなみに今日もビリーとか、ビリーさーん(笑)という歓声がとびまくっていたのだが、『僕の名前はウィリアムです。ドイツ語では「頭痛」っていう意味なんだよね。あ、ジョークだけど』みたいな事も言っていた。(右の欄へつづく→)
 
    BIT7というインストの曲で一旦メンバーがはけたのだが、(背景には馬の絵)ステージに残ったリンダとビリーは2人で宇宙遊泳みたいな仕種をしていた。ビリーがデジカメ(It's a SONY)を持ってリンダを撮影してたので、そのうちどこかにUPされるかな?

今日のメンバー達は東京公演の初日だからなのか、オーディエンスの反応が「得体のしれないものを見てる」風だったからか、MCも少なめでいささか緊張気味に見えた。
ビリーは前日の名古屋公演に比べて大人しいオーディエンスに不安になったのか『みんな楽しんでるのかな?』と一言。そして『明日も来る人ー?』と聞いたんだけれど、挙手をした人がパラパラパラという感じだったので、ちょっと寂しそうに『明日も来てくれると嬉しいな』と言って再びギターを担ぎ演奏を始めた。
スマートにDIAをプレイした後、今日もPRETTY,PRETTY STARが披露されたのだが、この曲が好きという方は結構多いらしくてちょっぴり会場が湧いていた。あと、今日はI WANT YOUっていう未発表曲もプレイ。そしてバックのスクリーンに炎の映像が楽しいAC/DCのカヴァー曲・It's A Long Way To The Topと、オーディエンスとの一体感がうれしいALL THINGS CHANGEを披露してステージは一旦終了した。
その後大きなアンコールの拍手に答えて、再びステージにもどったBCは"やっぱ俺の真骨頂"という感じで独特な形をした故ダイムバック・ダレルモデルのギターをかき鳴らしWALKING SHADEを披露した。オーラスは今ツアーで初披露のSTRAYZ。とても美しかった。

 
setlists
この日はこの後、久しぶりにI Love Smashing PumpkinsのかおるさんとJC WebsiteのKikuさんやSPファンのN嬢に逢った。BC&SP話しで盛り上がりとても楽しい夜だった。
     
 
   
 
Setlists
BIT4
BIT5
I'M READY
CAMERA EYE
MINA LOY(M.O.H)
TO LOVE SOMEBODY
JOHANNA(Johanna / Iggy Pop/James Williamson)The Stooges
NOW(AND THEN)
BIT7
DIA
PRETTY,PRETTY STAR
A100
I WANT YOU
AC/DC (It's A Long Way To The Top (If You Wanna Rock 'n Roll)/ AC/DC)
ALL THINGS CHANGE
-Encore-
WALKING SHADE
STRAYZ
 
     

 
  こぼれ話

早めに会場について知り合いが来るのを待っていると、会場裏手からリンダ・ストロベリーがふらーっと出てきたので声を掛けた。彼女はとても素直でキュートな女の子で、ニコニコしながら「少し時間があるので渋谷でお友達のお土産を探したいんだけど、いいお店あるかな」と言うので、彼女のお買い物に付き合ってお店案内をすることにした。彼女の気に入ったものが見つかったところで、ちょうど私の友人もやってきたので3人で渋谷のタワーレコードに行ってみた。BCのアルバムTFEの試聴コーナーを覗いたんだけれど、ちょうど男の子が真剣にアルバムを聴いているところだった。彼はまさかすぐ後ろに、そのアルバムのツアーメンバーが立っているとは思いもよらなかっただろうなー。それにしても、日本ってほんとに暑くてごめんねって彼女に謝りたいくらいの気温だった。
ところで、彼女はその日のステージ衣装のままだったので凄く目を惹いたんだけれど、みんなまったく気づいていない様子だったのが不思議。あんまりにも可愛いから声を掛けづらかったのかな?
 
 

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