|
|
1日オフを挟んで名古屋へ移動。本日の会場は名古屋は新栄町にある"ダイアモンド・ホール"。この会場は音響があんまりよくないけれど、ステージがとても近くてオーディエンスにとってはうれしい楽しい会場だ。ZWANの時もこの会場だったけれど、あの時のショウはちょっと出来が悪かったんで、今日はどうなるかなぁーって思いながら開演を待った。開場してすぐの時間帯はやはり人がまばらだったが、まもなく開演という時間になったらそれなりに会場は埋まっていたように思う。(確かにぎゅうぎゅうではなかったけれど)
ショウが始まる前にSP時代からの友人夫妻と遭遇できたので、しばし談笑。マット・ウォーカー話で盛り上がる。SPリアル世代のファンはこのマット・ウォーカーというドラマーについては充分知っていると思うのだけれど、あんまり良く知らないと言う方の為にここで補足しておくと、彼はジミーが一時解雇されていた時にSPに加入していたドラマーで、96後半〜97年くらいの映像では彼がSPの曲をプレイしている姿を見る事ができる。The ENDのPVに出演しているのも彼。(いろいろないきさつについてはこのサイトのBCクロニクル及びBC AtoZを読んでいただければと思います)そんな訳で、マット・ウォーカーの生プレイを見るのを楽しみにしていた方も多いのでは?と思う。
本日もほぼ定時に開演。客電が落ちると昨日とはうって変わって今日のお客さんはノリがいい!いきなり拍手と大歓声。それに気を良くしたのかビリー他メンバー達も凄く気合いが入っているように感じられた。幻想的なBIT4が終わり、A100がスタート。バックのスクリーンの映像がイコライザーみたいな動きで、重低音のリズムに合わせて上下する。クラブにいるような感覚でとても気持ちいい。 今日のセットでは、昨日は演奏されなかったPRETTY, PRETTY STARが披露された。個人的にとても好きな曲で、デジタルな部分と生のギターがバランス良くからみ合ってとても素敵だった。ギターソロになると音量を切り替えてるのか、とにかく曲のイメージを壊さないプレイだった。NOW(AND THEN)、DIA、JOHANNA、TO LOVE SOMEBODYはお約束の選曲のようで、サウンドと映像とのリンクの完璧さに納得。しかし、昨日のレポにも書いたけれどTO LOVE SOMEBODYのギターソロはヤバイ、とにかく素敵。
今日もそんなにMCは多く無かったけれど、昨日に比べてリラックスしていたように思う。BCがショウを見にきてくれてありがとうと言うと、オーディエンスから「日本語しゃべれる?しゃべってー」という声援が飛んだので『僕は日本語は3固か4個くらいしか知らないんだよ』と言って、指を折りながら『オハヨゴザイマス』『サヨナラ』『スミマセン』と言って笑い、レストランで店員を呼ぶ時のような仕種をまねながら『スミマセーン』ともう1回。これにはみんなウケていた。(右の欄へつづく→)
|
|
|
|
シングル曲と言う事でやはりウケがいいのはWALKING SHADE。それから、CAMERA EYEは背景に写し出されるビリーの顔のドット絵と独特なグルーヴ感がとてもマッチしていた。 あと、Bob Dylanのカヴァー・TOP OF THE WORLDを演奏する前にビリーが『ドモアリガトミスターロボット』と言ったのだが、みんなの反応薄!たぶんこの曲を知らない世代が多かったんだと思う。(ちなみにSTYXっつうバンドの「Mr. Roboto」って曲の出だし部分。自分もそんなに詳しい訳じゃ無いよ、念のためw)
それから今日のALL THINGS CHANGEは、昨日のショウとは違いラストの「We can change the world」の所をオーディエンスに合唱させるという演出はやめて、オーディエンスから自然に手拍子が起こって美しいエンディングへという形になっていた。
また、James Mooreのカヴァー曲・KING BEEでは、間奏にTodayのイントロ部分を織り込んでいた。ビリーのパフォーマンスをじっくり観察しながら楽しんでいたオーディエンス達も流石に両腕をあげて大きな反応を示していたが、その様子に個人的には非常に複雑な心境を覚えた。なんか踏み絵させられてるみたいな気持ちだよ。
アンコールではBIT5が演奏された。昨日初めて聴いたんだけれど、ホントに素敵な曲だと思う。この曲はいつか正式な音源としてリリースされるのかな。ビリーの作った美しい音楽があればただそれだけでいいんだけどな。
|
|
|
setlists
|
で、お約束のように、端から端までゆっくりファンに握手してステージを去っていくビリー。やっぱビリーはビリーで、何も変わっていないんだなと思った。私と同世代のSPファン達がそれぞれの責任を背負って新しい人生を送っているのを考えると、少し寂しい気持ちにもなったけれど、ロビーで人を待っている時に、自分の横にいたレッチリのTシャツを着た若い男の子が「今日来てすげーよかったよ!」と興奮しているのを見てとても嬉しくなった。まだ世界は終わりではないよ。 |
|
|
|
|