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今日は土曜日ということもあってか昨日よりももっとびっしり客が入っている感じ。自分はもうすこし全体が見たかったので、前日のようにフロアではなく2階のバルコニーからステージを鑑賞することにした。
本日もほぼ定刻通りにスタート。今日は出囃子がなく、ステージにアコギと譜面をもったBCがひっそりと出てきて数曲のアコースティックセットで本編がスタートした。まずは"The Leaving Lament"という新曲をプレイ。もちろんだけど、自分も含めこの曲を知らない人ばかりだから、みんな固唾をのんでステージを見つめているという感じ。続いて"Rotten Apples"、"Peace and Love"、それから昨日1曲めにプレイされた"99 Floors"へと続く。
で、ちょっと話はそれるんだけど、このFillmoreでのショウに私を誘ってくれたKikuさんは、今回、ショウの両日ともPumpkinsのステージ撮影をすべくカメラマンとして参加していた。(最初の3曲めまではステージ前のスペースで写真を撮ることが許されている)私のいた場所からはステージがよく見えたのでステージを見ながらKikuさんも観察。でも、今日はその撮影OKの3曲がBCのみのアコースティックセットだったのでどうしたかなぁと思っていたら、ステージ前以外の場所なら全曲撮影OKという特別な許可が下りたそうな。だから私は時折Kikuさんの勇姿も楽しんだ。(Kikuさんのすばらしい写真とレポートはJC websiteでチェック!)
BCがギターを持ち替えて、"No Surrender"でエレクトリックセットへ。お約束の"Today"、"1979 "で会場をよく暖めたところで"United States"。でも、曲の途中でBCがステージ後方のスタッフになにかクレームをつけていた。自分もTodayの時からジェフの音が少しおかしいなと思っていたんだけど(時々音が出なかったりしていた)そのせいかな?一応、その後もそのまま"Bleeding the Orchid"、"Lucky 13"と続けて曲をプレイしていたけど、やっぱりジェフのアンプがおかしいようで、結局ステージは15分ほど中断することになった。その間、BCはJCに「なんか話してよ」とニヤニヤ。JCがイヤダね〜と首を横に振ると、結局BCが「彼には2人子供がいて・・・」と話し始めたた。でも、そのとたんにJCがブーイングポーズ。相変わらず2人は仲がよさそうだった。それから、BCはジェフにステージ脇の様子を見に行かせたり、「ギター壊しちゃえよ」という感じでジェフに合図をし、自分の膝でギターを叩き割るまねをしてみたりと、バンドの雰囲気もなかなかよさそうな感じだ。
コードをかえたりなんかして無事に"Shame"でステージ再開。これもアルバムとは全く違ってちょっとポップなアレンジになっていた。実は個人的にShameはAdoreの中ではあまり好きな曲じゃなかったんだけど、このアレンジのバージョンはなかなかよい。続いてプレイされたのは"Hummer"。ギターがとにかくかっこ良くてほれぼれ。リズムギターをきっちりやってくれるジェフにも大感謝です。で、"Bullet with Butterfly Wings"で再び会場を沸かせ、その後新譜からの"For God and Country"でクールダウン。この曲も、やっぱりCDとは異なるアコースティックなアレンジでプレイされたのだが、ジンジャーのコーラスが効いていてアルバムより断然良いと思った。(BCが「まちがえた」といって曲を中断させちゃったのが惜しかったけど。)その後、一旦、BCとキーボーディストのリサ以外のメンバーがステージからはけ、2人で"Death from Above"を披露。BCはギターをおろし、リサのキーボードの伴奏のみで歌う。やっぱりアレンジが違っていてまったく別の印象だ。(Zeitgeistの日本盤のボーナストラックに収録されている曲だけど、アルバムそのものに収録されなかったのが不思議。いい曲だと思う。)(右の欄へつづく→)
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再び他のメンバーが定位置に戻ったところで、BCがステージ裾からリンダ・ストロベリーを呼んで"By Starlight"と"To Sheila"をプレイ。To Sheilaではリンダがバック・コーラスを努めてくれた。曲が終わるとリンダはBCとハグしてステージを去っていく。リンダ、この為だけに来てくれてたのね。(自分たちの渡米とタイミングがあってなんか得した気分です)
続いてリサの幻想的なキーボードから"Tonight, Tonight"、そして"Tarantula"へ。Tarantulaのプレイ前にBCが変な踊りをしてオーディエンスを煽る。"Starz"、"Zero"とどんどん会場を沸かせて、"Glass and the Ghost Children"。くねくねと不思議な振りつきのBC。機嫌がよいのか?とにかく今日のショウもまだまだ終わらない。
「素敵な歌をやります」とBCが言ってプレイされたのが"That's the Way"。そのまま続いてJCのパワフルなドラムがとてもクールな"Superchrist"が披露された。これは昨日もプレイされていた新曲だけれど、なかなかヘヴィでかっこいい。ほとんどインストという感じで、ショウの醍醐味・ライブ感を味あわせるためにもってこいの曲。で、本編ラストは"Starla"。バンドのサウンドをこれでもかーって見せつけてくれるステージだった。ラストでジェフは途中アンプの調子が悪かったのに怒ってか(若干BCの合図を受けて)ギターを壊して去っていった。
アンコールの声に応えてメンバーが再登場。1曲めは"Doomsday Clock"。そして昨日とはまたちょっとアレンジがかわった感じの"Heavy Metal Machine"が披露された。途中、BCは早弾きも披露。(ちょっとおっさん臭い?でも盛り上がってた!)とにかくBCはギターを弾きたくてたまらないという感じ。曲が終わるとメンバーはそれぞれ手を振ってステージを去った。
本日は、これですべてが終わりの予定だったらしく、アンコール1回目の終了後に早々客電が点いてしまったのだが、オーディエンスの方がなかなかあきらめず全く帰るそぶりを見せないので、メンバーたちがステージ脇の2階のバルコニーの所から手を振って、オーディエンスをなだめようとした。が、結局それでも帰ろうとしない私たちにバンドが根負けして、BCとJCのみがステージに再々登場。曲をプレイする前にBCが「さっき終わったのは本当w」「さっきのまではビジネスだけど、ここからはdevotion(深い愛情・忠義心)かdiversion(娯楽・気晴らし)」とか言って会場を沸かせた。BC/JCで"Zeitgeist"をプレイ。(この曲も新譜に未収録のボーナストラック扱いだけど、とてもよい曲だと思う)再びメンバーそろってまさにラストにふさわしい"Muzzle"でオーラス。こんなに長くて濃いショウをありがとう、本当にお疲れ様でした。
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