■The Smashing Pumpkins @ the Fillmore
5月にPumpkinsのアメリカでの単独公演の日程が発表された時に、サンフランシスコ・Fillmoreでのショウを見られたらと思っていたが、どうにもチケットの入手が困難そう…やっぱり無理かな?と思っていたそんな矢先に、JC websiteのKikuさんから「行きませんか」と誘われ、2つ返事で同行させていただく事になった。諸手をあげてバンドの再結成を喜んでいた訳ではないが、しかし、物事をマイナスに考えていくよりはプラスに捕らえたかったし、まずはともかくステージが見てみたいと思ったからとてもありがたかった。

で、ショウを見るまでは、これまでとは全く方向性の違うPumpkinsのイメージ作りに戸惑っている自分がいた訳だけど、再び彼らのショウを堪能してみて、メンバー構成のことなんかもすべてひっくるめて改めてPumpkinsが大好きになった。
ジェイムズやダーシーがいない事は本当に残念だけれど、新しいPumpkinsもなかなかいいじゃないのって。
BCとJCは再び東洋系に見えるギタリストと女性のベーシストをPumpkinsに迎え入れた。で、その彼らが、ジェフとジンジャーが、Pumpkinsでプレイすることを楽しんでくれているようでとにかくホっとした。他のバンドのメンバー交代劇に比べ、Pumpkinsのメンバーに関する問題はどうしてこんなに重要視されるのかを考えた時に、やっぱりあの奇妙なメンバー編成にはかなりのインパクトがあったからなんだなぁとしみじみ思い(なんだか当たり前になっていたけど、よく考えたらやっぱり不思議な組み合わせのメンツだ)、過去のメンバーに対して思い入れの深いファンは沢山いるし、いろいろな声やプレッシャーがある中で、彼らがバンドへの参加を決心してくれたことはとてもありがたいことだと心から思った。(オフィシャルにUPされているオフの時間のビデオなんかを見てもそうだけど、とにかくこの2人が背伸びしないで自然体でバンドに参加してくれている感じがしてとても好感がもてた。)
Fillmoreでの公演は全部で12公演。だから自分たちが見たのはその中のたったの2公演だけど、でもこのショウが見られてほんとに良かったと思う。自分がSmashing Pumpkinsのことがどんなに好きなのかを再認識し、人のつながりや小さな努力の積み重ねに感謝し、そして希望をもらった。2000年の解散の年、私たちは「あと○回でPumpkinsのショウが見られなくなる」とカウントしていたけれど、今は逆で、これからどれくらいショウが見られるんだろうって考えられることが本当に単純にうれしい。しかも、単なる過去の踏襲じゃない、新しいPumpkinsを見られるんだから。BCの話によると、来日公演は2008年の1月か2月になりそうだとのこと。新・旧ファンともども、是非足を運んでほしいと思う。

※今回珍しくメモを取りながら鑑賞した。で、それとつきあわせてレポを書いたら無駄に長くなってしまった。読みづらくてごめんなさい。
※その他反省点:マシーナの曲を思いっきり忘れていた。(アレンジが違ったから気づきにくかったのもあるけれども)もう一度しっかりCDを聴こう…。

■The Smashing Pumpkinsメモ
●日本来日公演は1月か2月を予定しているとのこと(決定ではない)
●現時点ですでに11月半ばまでアメリカやヨーロッパでのショウの予定がぎっしり
●毎日4時間位練習やリハーサルに時間を費やしているそう(リンダのマイスペ情報より)



SPECIAL THANKS TO: the Smashing Pumpkins, Kiku, Eric, Derek