●April 14, 2002/シカゴ

なんだかんだで、昨夜(今朝?!)床に着いたのが5:00頃。でも眠い目を擦ってなんとか10:30頃に起床。ホテルでゆっくりと朝食を食べた後、近くを散策してみることにした。天気もいいし、休日なので人通りも多くほんとに賑やか。さすがに都会だからハイソ(古っ!)な暮らし向きのオシャレな雑貨屋さんや家具屋さんが多く、目の保養になった。どうやらここシカゴでもアジアン風なものを取り入れるのが最近の流行のようで、ハデな模様のちょうちん(かわいい)があったり、寿司セットがあったりと笑いも提供してもらえてとても楽しいウインドーショッピングになった。巨大な本屋さんBordersの前には観光客用なのかわからないけれどなぜか馬車がとまっており、それぞれに衣装をきちっと決めた騎手がついていたが、その中の1人のオジサンに「かっこいいジーンズをはいてるじゃん!」と言われてちょっとうれしかった。たぶんこの人、昔バリバリのヒッピーだったんだろうな。
大きい通り(ミシガンアベニュー)から少し裏にまわると、自分の好きそうなお店があった。URBAN OUTFITTERSといって雑貨や洋服を売っているのだが、よくよく見てみると扱っている洋服は日本で今流行っているものとほとんど変わらない印象。(でも値段は高めです)ここでもアジアンテイストを取り入れた物が多く扱われていて意味不明な漢字が描かれているTシャツ(でもキュート)があったりしてすっかり気に入ってしまった。そんなわけで観光気分もそれなりに満喫できたので、今日の所は今夜のショウにそなえて、早めにホテルに戻って休む事にした。

2時間程仮眠し、19:00頃にホテルを出たのだが、今日は昨日とうって変わって夜でも暖かくコートの必要はナシ。シカゴの気候はよくわかんないよ。まぁ、とりあえず出発前に夕食。チャイニーズボウルとかいうレストランで焼きうどんみたいな食べ物を食べ、準備万端。本日も会場となるDouble Doorまでタクシーで移動した。今日は遅めに到着した為、会場前にはすでに長い行列ができていたが、その中にパンプキンズのイギリス公演で知り合った女の子を見つけた。お互い連絡を取り合っているわけでもなんでもないけど、こうしてあえるなんてほんとに嬉しい偶然。またどこかであえるといいな。
今日もパスポートを見せて中に入り、昨日見れなかったグッズ売り場を覗いてみた。うーん。でもオレンジのTシャツは今回のショートツアーのみの限定バージョンだというので記念に1枚買うことにした。それからZWANステッカー。ビリーのギターにも貼られていたのと同じもので、1枚1ドルとお手ごろ価格。
 
グッズではありません
買い物を済ませて中へ移動して行く途中、PA係のスタッフが一生懸命、白熊(?)のぬいぐるみをいじっていた。なにやってんだろと思いつつも、なんとかよいスペースを確保するためにステージ前に近寄っていき - やはり千秋楽という事で混んでいたが - 前から3列目くらいの、昨日とは逆サイド(デヴィッド側)のポジションを陣取る事ができた。開演までまだ時間があるので、後ろを振り返ったりしてきょろきょろしていると、さっきスタッフがなにか手を加えていた白熊のぬいぐるみが、会場の真ん中に高々とかかげられている。どおやら先程のスタッフ達(男性2人)は熊の両手に録音用のマイクを付けていたらしい。爆笑。こういうちょっとした遊び
心を持ったスタッフたちと仕事をしているなんてすごくいいな。ZWANのことがもっと好きになりそうだよ。
 
マット・ウォーカー氏
 
昨夜よりちょっとおして前座バンドの演奏がスタートした。今日はドラムにあのMatt WalkerがいるImpossible Recording Machineの出演。ジミー不在のパンプキンズに一時期在籍していた人物で、その彼のステージをこうして見れるなんてなんだかとっても得した気分だった。あまり日本には情報が伝わってこないけれど、ジミーとはまた別の魅力をもったドラマーで今後の活躍にも注目したいと思った。彼等の出番が終わるといよいよZWANの登場だ。あーやっぱり今日も緊張してきた。

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