ビリーはカリフォルニアからシカゴに戻り、リグレーフィールドで行われたシカゴ・カブスの開幕戦に行ったようです。その際のビリーのコメントがMLB.comに紹介されています。カブス大好きがひしひし伝わる記事です。内容は大体こんな感じ。(翻訳いいかげんです。こんなニュアンスと捕らえて下さい。)
バッティング練習を見ながら時間を費やすことは、驚喜する何千ものファンの前でロックンロールを演奏することのように刺激的には思えないが、ビリー・コーガンにとってそれは非常に大きなスリルに値するようだ。
元スマッシング・パンプキンズのフロントマンであり、シカゴ在住のビリー・コーガンが、リグレーフィールドのダッグアウトの側に立ち、バッティング練習をする選手達とジョークをかわしながら金曜日の朝を過ごした。
「もしあなたが、僕が10歳の時に“いつか君が開幕日に選手と話をしながらフィールドに立つだろう”と言ったとしても、僕はあなたを信じなかったと思うよ。すべてがすばらしい、希望の源は普遍だよ。」 とビリーは笑いながら語った。
コーガンは、こんな風に多くのシカゴ・カブスファンが夢でしか実現できないことを経験できるようになりながらも、彼はシーズン終了間際の試合の順位で最下位だけは避けようとする他の忠実なカブスファンとかわらない。また、彼は同じジェットコースターに乗るのは(順位についてはらはらさせられるのは)カブスのファンをとても特別なものにするとも語った。
「その奮闘(カブスの選手の努力や試合の結果)が持たらす結びつきだと思うんだけど、ファンはなんの根拠がないにもかかわらず、カブスに忠実であることに決めたんだ。それは約束を生み出した。要するに、たとえばあなたがフリー・エージェントでシカゴに来ることになったとしても、あなたがファンの支援を得られることが最初からわかっているんだ。誰もあなたがどんな人か知らないような状況下だとしてもね。人々は本当に選手と球団に愛着を持っているんだ。」と生涯カブスファンでありつづけるビリーは語った。
昨年、レッドソックスがワールド・シリーズで優勝したが、カブスは依然としてもっとも長く優勝を手にしていないチームの1つだ。しかし近年のチームの成績の増加に伴って、にわかファンが増えてきた。でもコーガンはこのようなにわかファンが増えた事については何も問題にしていない。
「カブス国家には得られれば得られるだけの国民が必要だ!(笑)新しいファンが付く事は全然嫌なことじゃないし、僕は彼等を歓迎するよ。でも僕は丁度最近シカゴ・ブルズ(バスケットボールのチーム)のファンから戻ってきたばかりだから、あんまり偉そうな事は言えないけど。」とコーガンはジョークを言った。
コーガン自身の忠誠心が他のチームへ傾いている時でも、彼がこんな風にカブスの熱心なファンのままでいられるのは、野球のゲームに本質的な理由があるといい、この国民的な娯楽にはみんなの心に響くなにかがあるとも語っている。
「僕はここシカゴにいて、マイケル・ジョーダンの時代に沢山のバスケットボールの試合を見に行けてラッキーだった。でも野球にはあなた方の生活の中に野球を自然に織り込んでいける入り口のような何かがある。もちろんバスケットボールの試合でも可能だけれど、野球のそれとは違う種類のものなんだ。それからサッカーは誰もが試合を3時間座って見なくてはならない。でも野球はあなた方の日常生活の一部になる事ができる。」
このように、野球はコーガンの人生にとってとても大きな部分を占めているが、彼はこの日の自身の仕事を忘れてしまったという訳ではない。彼はフィールドを去る前に、ベンチにいたアーニー・バンクス(かつてのカブスの名プレーヤー)とジョイントし、彼らの演出によって”It’s a Wonderful World”を”It’s a Wonderful Game.” と替えて歌った。
「他のカブスファンと変わらない普通の野球ファン」コーガンにはこれ以上に相応しい言葉はないだろう。
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