●November 04, 2000/ロンドン

この日ももちろん公演までの時間はオフ。しかしながら今日の公演はスタンディングとなるため、できれば最前列で見たいと思い、朝から会場に出向いて並ぼうと考えていた・・・が、しかし一緒に並ぶつもりだったかおるさんやJIROさん、りゅうさんが「だいらさん達は、昨日病院に行っただけで、ろくに観光もしていないだろうから、今日はロンドン観光を楽しんできなよ」とやさしい言葉をかけてくれた。本当にうれしかった。私と相方はその言葉に甘えさせてもらい、ロンドン観光を楽しむことにした。

↑グレーのコートに身を包む衛兵のみなさん
サンのーさんも付合ってくれると言うので、とりあえず3人でロンドン観光のお約束とも言うべき、バッキンガム宮殿前の衛兵交代式を見に行くことにする。当たり前だが観光客が沢山いて、ほんとに観光に来たという気持になった。宮殿前でしばらく待っているとパレードがはじまった。できればおもちゃでよく見かけるような「赤い衣裳」の衛兵が見たかったが、残念ながら彼等は冬の衣裳(グレーのコート)姿だった。交代式が終わると自然に人もはけてきたので、自分達もグリーン・パークを歩きながら地下鉄の駅へと向かった。イタリア料理店で昼食をとった後、これまたお約束の大英博物館へと足を運ぶことにする。ちょっと残念だったのは博物館が大規模な工事中だった為、一部の展示物を見ることができなかったことだ。しかしながら入場料はタダだし、そんなに時間がある訳でもないので、目玉と言われている「古代エジプトのミイラ」や「ロゼッタ・ストーン」等を見学し、博物館を出ることにした。サンのーさんは場所取りに参加するため、その足でウェンブリー・アリーナへ向かうと言うのでここでお別れ。私達はオックス・フォードストリートを散策することにした。相方がふらっと立ち寄った革製店でなかなかよいコートを見つけたので(エンジのハーフコートで日本円にして2万8千円くらいと手頃)即購入。自分も雑貨屋などをブラブラした。荷物が増えてしまったので一旦ホテルに戻り、いよいよ自分達もウェンブリーへと向かうことになった。

会場に到着し、かおるさんに連絡をとると丁度入場した所で「ビリーとジェイムスの間の最前列にいるから」と告げられた。自分もボディチェックを受けて無事入場。開演までしばらく時間があるが、UK最終公演とあってロンドンっ子にも気合いが入っているらしく、ステージ前には人がいっぱいだった。昨日の日記に書いた通り相方の調子もまだ完全じゃないし、これから最前列に割り込んでいくのも申し訳ない・・・そんなふうに思い、結局私は合流をあきらめることにした。

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最前列で楽しむことはかなわなかったけれど、今日の公演はそんなことが吹き飛んでしまう位すばらしいステージで、とにかくただただこの場所にいられて良かったと思ったのだった。 素晴らしいショウと素敵な時間をどうもありがとう。明日はとうとう帰国です。