●October 29, 2000/グラスゴー・エディンバラ

本日は1日オフ。スコットランドに来る機会なんてそうそうないに違いないので、この日の観光をとても楽しみにしていた。
↑グラスゴーの日曜の朝の街並
 
↑エディンバラ城・風が冷たい
↑入城チケット/約1,000円
↑エディンバラの街並
グラスゴーはスコットランドで一番大きい産業都市であるため、空港周辺は非常に近代的な印象だったが、同時に大変歴史が古い都市でもある。その為、街中には古い建物が沢山立ち並び、非常に美しい景観を誇っていた。それに加えて、ここは日本と違い日曜日はどこのお店もきっちりとお休みをとっている為、午前11時頃なのにも関わらずとてもひっそりとしており、この静けさと冷たい空気がよりいっそう街を美しく感じさせた。
私達はその美しい町並みを散策しながら「クイーン・ストリート駅」へと向かった。ここからスコットランド第2の都市、エディンバラへの列車が出ている。列車にゆられ1時間ほどでエディンバラの「ウェーバリー駅」に到着。ここエディンバラは観光地として都市が発展しており、グラスゴーとはまた違った、圧倒的な歴史の空気をもっていた。また、観光客目当てのお土産屋さんが軒を連ねており、日曜日でも活気があって、そこもまたグラスゴーとは違っていた。

駅を出て見晴しの良い場所に出ると、小高い丘の上にエディンバラ城が見えた。6世紀からこの地を見守ってきたというこの城の歴史は、まさにスコットランドの歴史そのもので、古めかしい城の外壁や、城の砦から見える町並みの美しさが全てを物語っていた。
城に入るとまず最初に大砲が置かれた広場があり、戦争を何度も繰返してきたことを伺わせる。イギリスは日本と同じ島国であるが、明らかに違うのは、イギリスが合衆国(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)であるということだ。このことは次の公演地マンチェスターであらためて実感することになるのだが…とにかく、今現在でも歴史的な領地あらそいから発生した仲たがいが続いており、同じ通貨単位(ポンド)を使っているにも関わらず、スコットランドには印刷の全く異なる「スコットランドポンド」というものが存在していたりする。こうしてここにやってきて改めて、イギリスという国が、国土こそ小さいけれど、非常に興味深い国であると実感させられた。

そうそう、ロンドンから遠く離れたこのスコットランドにもあの黄色いねずみが繁殖していた。休日のお店を覗くとショーウインドウにはピカチュウやニャースのぬいぐるみが沢山飾られている。ピカチュウのイラストの入ったビラもいたるところに貼られていて、ポケモン人気の高さ・浸透率におどろかされた。とにかくこの後も各地でたびたびこの黄色のねずみを見かけることとなった。
さて、明日はいよいよコンサート。ゆっくり休んでおかないとね。