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来日公演も本日で3回目。しかしながら、遥か東京から遠征してきたこともあって、とにかく期待と緊張感で胸がいっぱいだった。なにしろ今日の席は前から3列目という場所で、手を伸ばせばすぐにステージに届きそうなのだ。さらには広島駅に着いて草々に起った驚くべき偶然の出来事が、ますます私のボルテージをあげていた。しかしながら、私の気持とは反対に場内は意外と落ち着いて静か。1階はほぼ満席だが、2階には空席が目につく。また、広島にはアメリカ軍の基地があるそうで、外国人のファンの姿も多く見かけられた。(そのことを全く知らなかったので非常に驚いた。)この日の1曲目は初日と同じく『Age of Innocence』ではじまったが、2曲目は前2公演では演奏されなかった『Tonight, Tonight 』が披露された。この曲で観客は一気に引き込まれた様子で、座席指定の公演にも関わらずステージ前には人が詰め掛けた。メンバーは、移動の疲れからか少しばかり元気がない様子だったけれど、観客の中にはダイヴする人なんかもいて、それぞれとても楽しんでいるようだった。それから、アコースティックセットではビリーのソロによる『Today』が演奏された。この曲のこのアレンジは広島だから披露されたのかもしれない……なにかあたたかく平和な気持にさせられるステージだった。
ところで、今日の私には指名があった。「みんなのメッセージを書き込んだ、オリジナル団扇をメンバーに渡すこと」である。チャンスを見計らっていたがなかなかタイミングがつかめず、とうとう1回目のアンコールが終わってしまった。…が、しかし、再びのアンコールに応えて『Blank Page』の前奏とともにゆっくりと登場したビリーはギターを持っておらず、しかもステージ前に群がっているファンの所まで近寄って握手をしはじめたのだ。「今がチャンス!」そう思った私は慌ててステージに近寄り、大きく背伸びして団扇を差し出した。ビリーは何かが差し出されている事に気付き、こちらに近寄って団扇を受け取ってくれた。「やったぁ、これでほっと一安心」そう思いながらステージを見つめていると、ビリーはマイクの前に立ちながらも、団扇の表裏を見つめている。そして、メッセージが書かれているのに気付き、そのメッセージをまじまじと読んでくれた。「うれしい」……しかしながら、もちろんブランク・ページの前奏はすでに終わっていて、歌い出しが始っている。ハっ、と我に返った(かのように見えた)ビリーは演奏を中断させ「ミステイク、ミステイク」と団扇をあおぎながらステージをウロウロ。最後に団扇をジェイムスに手渡すと、ジェイムスは団扇でビリーの頭を「ダメ、ダメ」と叩く仕種をして、会場を沸せた。私は「せっかくのよいムードの所を申し訳ないッス」と思いつつも、キュートな仕種を見せてくれた2人に感激した。とても想い出深いステージとなった。
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Setlist
01. Age of Innocence
02. Tonight, Tonight
03. Blue Skies Bring Tears
04. Blew Away
05. Stand Inside Your Love
06. The Everlasting Gaze
07. Heavy Metal Machine
08. To Sheila (アコースティック)
09. Today (アコースティック/ビリーソロ)
10. Rock On [David Essex cover]
11. Zero
12. Glass and the Ghost Children
13. Perfect
14. Bullet with Butterfly Wings>>
Once in a Lifetime [Talking Heads cover]
Encore 1:
15. I of the Mourning
Encore 2:
16. Blank Page
17. Cherub Rock
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今公演ではラッキーにもセットリストを手に
入れることができた。(クリックで拡大)
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