June 20, 2000 @パシフィコ横浜

 
 
待ちに待っていた日本公演の初日・・・仕事にまったく集中できなかった。とりあえず午後から半休にしていたため、仕事を終えるとそそくさと現地に向かった。パシフィコ横浜は別のアーティストのコンサートで何度か行っているけれど、毎回あまりよい印象がなかったので、今日のショウに関しても少し心配しながら席についた。
ステージの両サイドにはアルバム「マシーナ」のアートと同じイメージイラストのパネルが置かれており、天井からはランプのようなものが吊り下がっている。全体的にこじんまりとした印象を受けた。客電が落ち、メンバーがゆっくりと登場。ビリーは黒のワンピースのような衣裳に黒の編み上げブーツで、脇のジェイムス、メリッサは2人そろって赤のスーツ、赤のドレス。ジミーは黒のベスト姿だった。
1曲目は意外にも『Age of Innocences』。(予想は大ハズレ!)前半はマシーナからの曲をメインに、後半には往年のヒット曲をまじえたセットを披露してくれた。アコースティックでみせた『To Sheila』は最初なんの曲か分からないくらいアレンジがかわっており、それがまたとても素敵だった。 また、アンコールラストには『Drown』と、思いもかけない曲が披露された。決して感傷的なステージではなかったが 、こういった選曲がラストツアーだということを私に実感させた。来日して数日なため、まだまだ本調子ではなさそうだったが、日本でショウができるのを嬉しく思っているようだった。
 
   
 
   
  Setlist
01. Age of Innocence
02. Rock On [David Essex cover]
03. The Everlasting Gaze
04. Glass and the Ghost Children
05. Blew Away
06. Stand Inside Your Love
07. I of the Mourning
08. To Sheila (アコースティック)
09. Muzzle (アコースティック)
10. Try, Try, Try (アコースティック)
11. Zero
12. Heavy Metal Machine
13. Blue Skies Bring Tears
14. Cherub Rock
Encore 1:
15. Blank Page
16. Bullet with Butterfly Wings >>
Once in a Lifetime [Talking Heads cover]
Encore 2:
17. Drown

 
     

 
  この日のこぼれ話


3時ちょっと過ぎだったろうか、パシフィコに到着しかおるさんと話をしていると、驚いたことに丁度そこにメンバーの乗ったバンが到着した。バンを降りるビリー。黒い帽子に黒いTシャツ、パンツも黒で全身黒ずくめ。横にはしっかりとガードマンがついていた。
少し離れた所からビリーの様子を見守っていると、ビリーはこちらに気づき、ニコっとしてくれた。そして、そのまま会場に入っていくのだろうなと思いつつ、姿を眺めていると、なんと彼は立ち止まってこちらに手招きをしてくれている。そこには6〜7人のファンがいたのだが、ひとりずつゆっくりと握手の大サービス。皆と握手し終わると、彼は再び手を振って会場の中へと入って行った。やさしい心使いに感激です。→

  そのあと、ジェイムスが登場。デニム素材の帽子(ハット)をかぶり、深緑のポロシャツを着て、片手にGジャンを持っていた。ご機嫌の様子で手を振り、一瞬立ち止まろうとしたが、ガードマンに気兼ねしてかそのままニコニコして中に入って行った。その後にあらわれたメリッサはショッキングピンクのキャミソールの上に、黒いレースのシースルーを着て、やや緊張気味の面もちで中に入っていった。映像で見るよりもとても華奢な印象を受けた。ジミーがいないなぁと思っていたが、後で聞いた話によると3人とは別に早めに現地入りしたそうだ。しかも裏の方からでなく正面入口から入ったそうで、なんだかとてもジミーらしいとエピソードでした。